新婚旅行記③〜セビリアで夏解放〜
3日目の朝。
ここからアンダルシア地方を巡るので、景色がガラッと変わる。
先ずはスペイン版新幹線、AVEに乗ってセビリアへ移動!
AVEは、アトーチャ駅から出ていて、ホテルからタクシーで移動する場合は「プエルタ・デ・アトーチャ」と伝えるとAVEの乗り場の入り口に降ろしてくれる。と言う情報を事前に得ていたので、すんなり構内へ進めた。
だいたい出発の3,40分前になると掲示板にホームの番号が表示されるのだが、少し早めに着いたので番号がまだ出ておらず。構内にいる係りの人にチケットを見せてホームへの行き方を聞いてみると、親切に教えてくれた。
タクシーの運転手さんや店員さんなども含め、基本的にみんな対応が優しく丁寧な印象。
AVE乗り場は日本の様な改札は無く、チケットのバーコードを読み取りがあり、手荷物検査をしてホームへ向かう。
チケットは事前に日本から予約しており、ハネムーンと言うことで1等席を予約♪
以前にパリからロンドンまでユーロスターで移動した時に1等席はコーヒーとクロワッサンのサービスがあったり長距離移動が快適だったので、そのイメージで席を選択をした。
スペイン版新幹線の1等席も、とても良かった!
足元が広く電源を使え、ドリンク・軽食、新聞等のサービスあり。何より、空間が落ち着いていてリラックスして過ごせた。
マドリード から約2時間半
セビリア・Santa Justa駅に到着!
駅前に直ぐタクシー乗り場があり、早速ホテルへ移動。
曇り空とは言え、気候が温暖で完全に夏! そしてホテルの目の前は公園があり、そこにある植物も南国のような感じ。もちろん、バルで食事やお酒を楽しむ人たちも軽装で完全にバカンス状態。
都会の空気から想像以上に夏の雰囲気が広がり、こちらも自然とテンションが上がる。二人とも何だか一気に解放された気分になった。
ホテルのチェックインまで少し時間があり、早速バルで乾杯。
セビリアには1泊。
大聖堂や、予約しているフラメンコのタブラオまで全て徒歩で行けるホテルを予約。⭐︎⭐︎ながら、とても可愛らしく静かなホテルでとても良かった。
セビリアは、とにかく小道が多い。
(おそらくアンダルシア地方の特徴だと思う)
ポケットWi-Fiが無かったら完全に迷子になっていたであろう小道を進みまくり、何とかセビリア大聖堂へ到着!
17時半に閉まると言われ、入ったのが16時50分頃。セビリアでも大聖堂はどうしても見たかった場所。間に合って良かった! チケットを購入して、足早に巡った。
外から見ると塔に人が居るのが分かり、わたし達も列に並んで塔に登る事に。行ってみたら、エレベータは無くてみんや緩やかな螺旋状の坂道をひたすら登っていた。割と年配の方々も登っていたので、これは行くしかない! 時間を気にしながらも、登頂を目指してどんどん坂を登った。
ノンストップで夫が手を引っ張って一緒に登ってくれたので、心なしか早く進めた気がする。頂上は32階だったかな?? そこにはセビリアの街を一望できる絶景が広がっていた。
実は、この先も何箇所か絶景ポイントを巡るのだけれどスペインに来て最初の素晴らしい景色に感動。どの国でも同じことを言えるけれど、都会だけを見て「スペインに行った」とは言えないなぁと痛感。アンダルシア地方も妥協なく旅の順路に入れて、本当に良かった!
スペインに来て、最初のスーパー。
物価は、空港以外は何処もとてもお手頃。先ずは試しに、パエリアの素やオイルサーディンなどを購入してみた。
今夜は20時からタブラオでフラメンコを観る予定で、その前に食事した。シーフードレストランでスペインに来て最初のパエリアをオーダー。お店によって個性がありそうなので、この先もパエリア食べ比べが楽しみなところ!
セビリアで一番したかったこと。
それは、本場のタブラオでフラメンコ鑑賞!!
その為にセビリアに1泊を決めたくらいで、有名なタブラオ・ロスギャロスのショーも事前に予約済み。言わば、旅のハイライトの一つかも知れない。
ショーは約90分。ギターと歌い手が演奏をして、ダンサーさん3人(女性3人男性1人)が次々にソロで踊ってステージを飾る。
とにかく、もの凄いド迫力で圧倒されまくり!
その中でも断トツに上手い女性ダンサーにわたし達は目が釘付けになった。纏っているオーラや表情も客席に伝えるエネルギーも格段に違っていた。
何だか、本当に凄いものを見た。
今日だけでまた沢山歩いて旅の疲れが出てきたのか、フラメンコの終盤から眠気に襲われていてホテルに帰って、直ぐに二人とも爆睡。
短いながら濃厚なセビリアの旅はこれで終わり◎