ここ2週間くらい、ずっとわたしの中で『日々の暮らしの中でわたしは何を大切にして生きたいのかな。』というのがテーマとして浮き彫りとなっていました。
"考える" とか "答えを見つける"というよりは、日常をじっくりと "体感する" ことで何かに気付いていく様な感覚で。
節分・立春(更には、春分の日)に向けて、何かと心身は基盤作り・再構築・再生に意識が向いているのだと思います。
これまでより、ちょっとひっそり目に静かに過ごす時間が多かった今日この頃。
気になることや回覧したいこと以外の日常はFacebookではなく、Instagramに投稿しています。
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インターネットから入れる情報も自然と少なくなってきたところに、魂の友・つばささんが開催しているおうちカフェ+ゲストを招いてのワークの31日(水)開催のお知らせをキャッチ♪
長年禅を実践されている袰岩尚眼さんによる茶の湯と身体をテーマにした実践的お茶席ワーク。
情報はこんな一文でしたが、内容どうこうよりも直ぐに参加を決めていました。
初めてお逢いした、袰岩尚眼さん(以下、しょうさん)は柔らかな中にスッと芯の通っている様な雰囲気の方。
後から思うと、わたしの歌の師匠に少し似ている雰囲気があったのかも知れません。
とても親しみあるのだけど、少し緊張感も感じるような感覚があったのは、ソレだったんだな。と帰り道に気付いたのでした。笑
先ずは、つばささんお手製の心身に染みるつばカフェランチからスタート。
(つばささんのカフェなので、つばカフェ!)
彼女の手から生まれるお料理は、とっても優しく美味しく身体が解けるように感じます。
*写真は、お裾分けして頂いた煮物を自宅で撮ったもの。この日は、携帯を手に取って写真を残すよりも一つずつ身体の感覚に刻みたい感じでした。
お食事をいただく前にお祈りを唱えて頂き(とても心地よかった)、何気ない話題から人間の本質を知り(不殺生戒)...
何気ない一言からも頷くことばかり。
ここから既にワークは始まっていました。
次は何が始まるのか全く想像のつかないまま、お部屋を移動してのお茶席ワーク。
先ずはお部屋に入り、場を感じることから。。
それは頭で考えるのではなく、身体で感じる。
心地よい位置を感じる...
感じることは得意だと思っていたけれど、いざ感じようとすると思考も働き始めます。
そして、息を吐き切ること。。
呼吸ではなく、息をするとは、どういうことか。
概念として知っていたつもりでも、実際に出来ていたかというと別のことでした。
職業柄、息遣いは気にしていますが、吐き切った後のもうひと吐きがとても重要。
呼吸の後で、立った時の感覚も変わっていたのに驚きました。
肩甲骨を感じる、動かす。。
驚きの方法で、胸が開き、息も背中まで感じられるようになりました。
身体の在り方が瞬間に変わり、これまで体験してきたものとは違う新たな体感が芽生えました。
・・・と、ここまでが
お茶室に入るまでの序ノ口。
ようやくお茶碗を持つところまでいって、何とお抹茶のいただかず終了。
ですが、ここまでが本当に大切。
本質を知ると、自ずと振る舞い方・作法が決まることをしょうさんから伝えて頂きました。
それは、一つしか無いので、無駄な動きも生まれない。
それは、美と秩序をもたらす。
また、これは日常すべてに使えること。
わたし自身を大切にして、常に本質に寄り添っている感覚。
なんて贅沢な感覚なのでしょう。
これだけで、魂が喜んで涙がじんわり。
これまで様々な体験を通して本質に触れる時を感じてきましたが、実際に体を使っての地に足の着いたお稽古はわたしに必要なものでした。
これは、全ての "道" に通じると思いますが、声楽のレッスンと同じ感覚なのです。
だから、芯が通って心地よいのかな。
また昨夜は獅子座の満月。
占星術の視点から月の性質を見ると...
地球のまわりを回っている月は、太陽のまわりを回る惑星とは唯一違った役割を持つのだそうです。
月星座についてざっくりした視点では、 "家に居る時の自分" "素の姿" を表すものだと捉えていましたが、更に深く視ると月は個人的な性格から肉体にも大きく作用しています。
精神的な作用ではなく、肉体的にというところで合点がいきました。
わたしは、わたし自身を大切にして目の前のこと(歌)に取り組む。
いつでもどこでも誠実な自分である。
いまここでわたしは始まります。
この大切なことを確認できた体験。
ご縁に、そして貴重な時間を共にできた友に感謝です。