最愛の人から愛を受け取る〜台風一過の翌日、山梨から東京へ〜
台風一過。
大変な地域の方々、一日も早く心身の穏やかさと大切な環境の復旧を心から願います。
幸いにもわたしと夫の住む北杜市大泉町にある自宅は、警戒レベル5とされながらも、全く問題なく安全な夜を過ごす事が出来ました。
そんな事もあり、"明日(13日)は終日運休の予定となっているけれど、電車も再開が早いのかもね!?" なんて、悠長に構えて夜を過ごして迎えた今朝。
交通状況を調べてみると、山梨と東京を繋ぐ大切な中央道と中央線が大変な状況だと言うことが分かりました。
これは完全に、陸の孤島です。
移動は非常に難しい。
本来ならば、この状況では東京へ行けなくとも仕方ない。
となるのですが・・・
実は明日、門下会コンサートが予定されており、今回どうしてもこの大切な歌う機会を逃したくありませんでした。
更には、残り少ない仕事の予定を飛ばしたくなく、夫に今までで一番わがままを言って車で送って欲しいと伝えました。
その訴えは、正直わたしの気持ちというよりも、自分でも信じられないくらい激しい内なる声の叫びでした。
不安な感情も相まって
半ば八つ当たりの様に...
「こんな時こそ、協力して欲しいんだよ!!」
と、訴えてしまったのです。
夫は、困りながらもわたしの願いを叶えてくれました。
結果、一緒にサバイバルをする事に。。
ベストルートは、東富士五湖道路〜東名を抜けるのでしょうが、当初確かな情報が無くて20号線(下道)で行けるところまで行くという賭けに出ました。
ナビに従って、通行止めを避けに避けて、信じられない峠道をどんどん進み、何と奥多摩湖を回って、あきる野市〜八王子まで辿り着く事が出来ました!!
何とパートナーの頼もしいこと!!!
これまで何度も頼れる人だと感じていたけれど、一緒に寄り添って行動を共にしてくれる事に感謝と感激の気持ちでいっぱいです。
北杜から八王子まで、一生忘れられない経験となりました。
(八王子からは、超順調に京王線で初台に帰宅!)
もし、彼に同じ様なことが訪れたら同じ様にサポートして恩を返してあげたい。
素直にそう感じます。
そしてこの先の人生、「この人となら何があっても大丈夫。」と、根拠のない自信がまた高まった体験でした。
帰りは、ものすごく大きな満月を眺めて世界の不思議をまた体感でした。
明日も、祈るように歌います。