新婚旅行記⑤〜ナルス朝の宮殿にタイムトリップ〜
プライベートツアーは予めタイムスケジュールが決まっており、ドライバーさんがそのスケジュール通りに誘導してくれるシステム。
Granadaへ向かう途中、アンダルシアのアルカラ・ラ・レアルという中世のお城が残る街の絶景スポットにてプチ休憩を取る。ここからの景色が素晴らしくて滞在はたった十数分だったけれど、思い出に残る地となった。
そこから再び車を走らせて、いよいよGranadaへ。
街中に入ってから、ツアー内では最後のポイントであるアルバイシンの丘へ到着。
こちらも人気スポットらしく人が多かったが、これから向かう宿泊先でもあるアルハンブラ宮殿が見えて気分が高まった。
実は、スケジュールの関係で半ば諦めかけていたグラナダ滞在。
けれども、このツアーのおかげで念願だったコルドバのメスキータ観光とグラナダ滞在が実現。更には、アルハンブラ宮殿内にある国営ホテルであるパラドール・デ・グラナダへの宿泊というグラナダでの一番の希望が同時に叶った。
ホテルに関して言えば、前日は既に満室でこの日は予約が可能。
旅の始まりから何から何まで、ハネムーンのスケジュールはわたしの望みが丸ごと詰まったプランニングが実現しているのだ。
この計画は全て直感に基づくもの。
妥協せずに求め続けて、そして流れに身を委ねて本当に良かった。
宮殿の敷地内もとても広く、ホテルの手前まで車が入ってくれた。そして待ちに待ったホテル館内へと進み、チェックイン!
歴史物が特別好きという訳でもないけれど、やはりこの場所も直感的にとても魅かれた場所。
館内はWi-Fiも入るし、モダンで美しい造り。
教会もあり、ウェディングに遭遇。
とにかく敷地が広くて無料エリアだけでも、見応えたっぷり。メスキータで大満足したのと事前にチケットを取れなかった事もあり、有料となるアルハンブラ宮殿への入場はスルー。
どのガイドブックでも一番大きく取り上げられてはいるけれど、全く悔いはなく同じ敷地内に身を置いてゆったり過ごした事に意義があった気がした。
ここでもまた絶景ポイントを発見。
これまで誰かに頼んでツーショットを撮って貰うチャンスが無かったのだが、ココに来て何となく撮影を頼めそうなアジア圏だと思われる若いカップルを発見! 思い切って英語で声を掛けてお願いをしたら、彼の方が丁寧に良い写真を3枚も撮ってくれてものすごく嬉しかった。
ホテルの部屋に戻ってから疲れてうっかり寝てしまい、気付いた時には夕食の予約時間である20時を回っていた。夫が声を掛けて起こしても、全く目覚めなかったらしい。。
慌てて支度をしてホテル内のレストランへ向かったが、レストラン内にギターの生演奏が響き渡っていて美しい空間に一気に気持ちが上向きになった。
Cavaで乾杯をして、ご満悦。
次に頼んだ赤ワインがまた最高の味わい。
そして次々と運ばれてくるコース料理がどれも美味しくて、大満足の一夜となった。
実は、わたし達の席は美しい音色を奏でているギタリストの目の前。ハネムーンである事は事前に伝えていてレストラン内の席は宿泊客でほぼ埋まっていたので、「きっとこれがハネムーンのサービスなのかもね!?」と夫と話した。
一夜明けて、何と朝から雨模様。
晴れていたらテラスで朝食を楽しめるのだが、朝も昨夜と同じ室内でのモーニング。
マドリードのホテルも朝食が充実していたけれど、パラドールも選ぶのが悩ましいくらいバリエーション豊富。
朝はゆっくり時間が取れたので部屋で過ごす時間を大切に出来た。パラドールでは一段と、ずっと夢見心地な感覚だった気がする。
縁があれば、また再訪できるかな!? なんて思うけれど。それは神のみぞ知ること。
チェックアウトして外へ出ると、雨は上がっていた。
門の前にタクシーが待っていてくれて、グラナダ空港へ。
ここから2泊3日で、また一つのクライマックスであるマヨルカ島へ滞在♾